役の強さは出にくさの順番です
バトルラインとショッテントッテンでは、境界石(バトルラインではフラッグ)の両側にカード3枚で役を作り、強い役を作ったほうがその境界石を取ります。バトルラインはライナー・クニツィアがショッテントッテンを広げて作り直したゲームで、役とその強さの順番は2つのゲームでまったく同じです。強い順に並べると次のとおりです。
同じ色の連続した数字 > 同じ数字 > 同じ色 > 連続した数字 > 合計
トランプに慣れた人がつまずくのは1か所だけです。同じ数字(スリーカード)が同じ色(フラッシュ)に勝ちます。 ポーカーでは逆です。ですが、ショッテントッテンのデッキは54枚のクランカードだけで、6色それぞれに1から9までの数字が1枚ずつあります。このデッキでは、役の順番はそれぞれの役の数が少ない順とぴったり同じです。出にくい役が出やすい役に勝ち、下の数字がそれを示しています。境界石をどう争って取るのかは、バトルラインのルールのページで説明しています。
正確な数字
デッキから作れる3枚の組み合わせをすべて数えると、次のようになります。
| 役 | 何通りあるか | 理由 |
|---|---|---|
| 同じ色の連続した数字(ストレートフラッシュ) | 42 | 連続する数字の並び7通り(1・2・3 … 7・8・9)× 6色 |
| 同じ数字(スリーカード) | 180 | 数字9通り × 6色から3色を選ぶ20通り |
| 同じ色(フラッシュ) | 462 | それぞれの色で同じ色の3枚84通りから連続した数字の7通りを引き、× 6色 |
| 連続した数字(ストレート) | 1,470 | 連続する数字の並び7通り × 3枚が同じ色にならない色の組み合わせ210通り |
| 合計(ハイカード) | 22,650 | それ以外すべて。圧倒的に多いので、いちばん弱い役です |
同じ色の連続した数字は、連続した数字より35倍、合計より500倍以上出にくい役です。この差があるから、役の順番ははっきり勝負を決めます。同じ色の連続した数字ができれば、デッキの中にそれに勝てるものはほとんどありません。
バトルラインで数えるとどうなるか。 バトルラインのデッキは部隊カード60枚で、6色それぞれに数字は1~10です。同じように3枚の組み合わせをすべて数えると、数は増えますが順番は変わりません。
| 役 | ショッテントッテン(54枚) | バトルライン(60枚) |
|---|---|---|
| 同じ色の連続した数字 | 42 | 48 |
| 同じ数字 | 180 | 200 |
| 同じ色 | 462 | 672 |
| 連続した数字 | 1,470 | 1,680 |
| 合計 | 22,650 | 31,620 |
数字が10まであるぶん、連続する数字の並びは8通りに、同じ数字の役を作れる数字は10種類に増えます。それでも同じ数字は同じ色より出にくく、同じ色の連続した数字は連続した数字のちょうど35分の1です。だから、どちらのゲームでも同じ順番が成り立ちます。
完成の確率:本当に大事な数字
出にくさで決まるのは、そろった役の強さです。勝負を分けるのは、2枚を出してあと1枚というときに、始めた役を完成させる確率を知っていることです。
その差はとても大きいです。同じ色の連続した数字を狙う2枚、たとえば青の5と青の6が完成するのは、青の4か青の7が来たときだけです。デッキ全体で2枚しかありません。青の5と赤の6の連続した数字なら、どの色の4でも7でも完成するので、最大で12枚あります。場の見た目は同じ2枚でも、完成カードは6倍違います。
下の図は、置いた2枚に対して完成カードが何枚残っているかをその場で数えます。身につけたい習慣はこれです。強い役のために3枚目を出す前に、完成させるカードを数え、もう見えているカードを除きます。 完成カードが2枚なら賭けで、10枚なら作戦です。3枚目を出したあと、その境界石がもう自分のものかどうかはもう1つの数え方で、バトルラインの「証明」ルールのページで説明しています。
出した2枚だけが見えていると仮定しています(残りは52枚)。実際に見えるカードが増えるほど残りのカードが減り、計算はより正確になります。
確率を味方につける
数字から、3つの習慣がそのまま出てきます。
- 確実なものは手放さない。 手札でそろった同じ色や同じ数字は、それだけでとても出にくい役です。ぴったり2枚が必要な同じ色の連続した数字を追って、そこからカードを抜かないようにしましょう。境界石に出したカードは取り戻せません。
- 出にくい役でおどす。 同じ色で数字が続いた2枚を出すと、最後の1枚を引かなくても、同じ色の連続した数字のおどしになります。相手は、デッキに42通りしかないこの役を警戒しなければなりません。
- 同じ役なら先にそろえる。 同じ種類の役どうしなら合計が大きいほうが勝ち、それも同じなら先にそろえた人が勝ちます。合計や同じ色で同点になりそうなときは、3枚目を1手番早く出すだけで、その境界石を取れることがあります。ほかの実戦のヒントはバトルラインのコツにまとめました。
5行でわかる役と確率
- 役の強さの順番は出にくさの順番です。同じ色の連続した数字(42通り)> 同じ数字(180通り)> 同じ色(462通り)> 連続した数字(1,470通り)> 合計。
- 同じ数字は本当に同じ色より強い役です。54枚のデッキでは、同じ数字のほうが出にくいからです。
- 同じ色の連続した数字は、連続した数字より約35倍、合計より数百倍出にくい役です。
- 途中で大事なのは完成の確率です。同じ色の連続した数字を狙う2枚には完成カードが最大2枚、連続した数字なら最大12枚あります。
- 3枚目を出す前に完成カードを数え、出にくい役ができたら手放さず、同じ色で数字が続く2枚でおどしをかけましょう。
よくある質問
バトルラインでいちばん強い役は何ですか?
同じ色の連続した数字(ストレートフラッシュ)です。ショッテントッテンの54枚のデッキには42通りしかなく、いちばん出にくく、いちばん強い役です。最強は同じ色の7・8・9で、数字が10まであるバトルラインでは同じ色の8・9・10になります。
役の強さの順番を一覧で教えてください。
強い順に、同じ色の連続した数字 > 同じ数字 > 同じ色 > 連続した数字 > 合計です。バトルラインもショッテントッテンも同じ順番です。同じ種類の役どうしなら数字の合計が大きいほうが勝ち、合計も同じなら3枚目を先に出した人が勝ちます。
なぜ同じ数字が同じ色より強いのですか?
デッキには同じ数字のカードが6枚しかないからです。同じ数字(180通り)は同じ色(462通り)より出にくく、役の強さは出にくさの順番なので、同じ数字が同じ色の上に来ます。
それぞれの役は何通りありますか?
ショッテントッテンの54枚では、同じ色の連続した数字42通り、同じ数字180通り、同じ色462通り、連続した数字1,470通りで、残りの22,650通りは合計になります。バトルラインの60枚では48通り、200通り、672通り、1,680通り、31,620通りで、順番は変わりません。