取るのは証明で、勘ではありません
バトルラインのルールでいちばん質問が多いのが証明です。バトルラインはライナー・クニツィアがショッテントッテンを広げて作り直したゲームで、境界石(バトルラインではフラッグ)を取るこのルールは2つのゲームで同じです。このページでは、このアプリで遊べるショッテントッテンで説明します。基本のルールはバトルラインのルールのページにあり、ここではそれを上手に使う方法を書きます。
境界石は、自分の役が「強そうに見える」から自分のものになるのではありません。もう負けないと証明できた瞬間に自分のものになります。相手がまだ持っているカードでも、これから引けるカードでも、相手側にもっと強い役を作れないときです。
大事なのは「証明」という言葉です。境界石を判定するエンジンは、自分がたぶん勝っているかどうかを見ません。見えていないすべてのカードから相手が作れる、いちばん強い役が、それでも自分に届かないかどうかを見ます。届かなければ境界石は自分のものです。勝てる役が1つでも残っていれば、取れません。この証明を頭の中で行えるようになることが、このゲームでいちばん奥の深い技術です。
境界石の証明のしかた
判定はいつも同じ順番で進みます。エンジンとまったく同じように進めましょう。
- そもそも取れる場面か。 自分の手番で境界石を取るタイミングに、まだ取られていない境界石で、自分側がそろっていること(3枚、泥仕合なら4枚)。そろっていない側は、決して取れません。
- 自分の役を読みます。 役の種類と数字の合計です。たとえば色の混ざった7・8・9なら、連続した数字(ストレート)で合計24です。
- 相手側もそろっているなら、 比べるだけです。はっきり勝っているときだけ取れます。役の種類も合計も同じなら、先にそろえた人が勝つので、自分が先にそろえたときだけ取れます。
- 相手側がまだそろっていないなら、見えていないカードの山を作ります。 54枚のクランカードから、見えているカードをすべて除きます。すべての境界石の両側と、捨て札の全部です。ただし自分の手札は除きません。手札は証明の根拠にならないので、数に入れたままです。残ったカードはすべて、相手がまだ手に入れられるカードです。
- 自分に勝つ役を書き出します。 自分より上の種類の役すべてと、同じ種類で合計が大きい役です。色の混ざった7・8・9に勝つのは、同じ色の連続した数字、同じ数字、同じ色です(7・8・9より合計の大きい連続した数字はありません)。
- その役を1つずつ、見えていない山と照らし合わせます。 必要なカードがすべてまだ見えていなければ、その役は生きています。1枚でも表になっていれば(盤面か捨て札に)、その役は消えます。自分の手札にあるカードでは消えません。
- 勝つ役がすべて消えたら、取ります。 1つでも残っていれば待ちましょう。カードが表になるたびに、残りが減っていきます。ぴったり同じ役なら自分の勝ちです。先にそろえたのは自分だからです。
同点なら先にそろえた人の勝ち
同点の決まりは、それ自体がひとつの作戦です。2つの役が種類も合計も同じなら、境界石は先にそろえた側のものになります。だからカードを出す順番は、カードそのものと同じくらい大事です。
これには2つの面があります。相手側がもうそろっているなら、自分が先にそろえていない限り、同点なら相手の勝ちです。でも相手側がまだそろっていないときは、同点でも自分の勝ちです。自分はもうそろっていて、相手のいちばん強い役は後からしかそろわないからです。だから、同点になりそうな強い役を1手早くそろえると、五分五分の境界石をずっと自分のものにできます。同じ役どうしの勝負は、ルールのページでも説明しています。
泥仕合と目隠し鬼で変わる証明
戦術カードの追加ルールでは、2枚のカードが1つの境界石の判定を書き換えます。
- 泥仕合は、その境界石を片側4枚にします。4枚そろうまで取れません。そしてその側は4枚でできた1つの役で比べます。連続した数字なら4つ続いた数字、同じ数字なら同じ数字が4枚、同じ色なら同じ色が4枚で、合計は4枚全部を足します。証明のために相手のいちばん強い役を考えるときも、3枚ではなく4枚まで埋めます。
- 目隠し鬼は、その境界石を合計だけの勝負にします。役の種類はまったく関係なくなり、自分の合計に勝てるかどうかだけで決まります。目隠し鬼が置かれた境界石では、同じ色の連続した数字にも重みはありません。数字だけです。
もう1つ、知っておきたい細かい点があります。相手のいちばん強い役を考えるとき、エンジンが相手の空いた場所を埋めるのはクランカードだけです。まだ出ていないジョーカー、スパイ、盾持ちが証明を妨げることはないので、山札や手札に残っている戦術カードは数えなくてかまいません。戦術カード10枚それぞれの効果は、バトルラインの戦術カードのページで説明しています。バトルラインにも同じ考え方の戦術カードがありますが、名前と効果は2つのゲームで同じではありません。
いつ取るか、どこで戦うか
- 証明はゲームの後半ほど簡単になります。 はじめは消えた役が少ないので、取れる境界石も少ししかありません。捨て札と盤面が埋まるにつれて、勝つためのカードが消え、境界石が取れるようになります。ここで待つのは消極的なのではなく、証明がそろうのを待っているのです。
- 勘で取ってはいけません。 勝っていると思う境界石にも、見えていない同じ色の連続した数字が隠れているかもしれません。取れるのは、負けがありえないと数えきった境界石だけです。取ったら取り消せず、まだ証明できない境界石なら待っても損はありません。このアプリでは、基本ルールでも戦術カードの追加ルールでも、カードを出したあと、山札から引く前に取ります。待つことが決まっているのは、慣れた人向けのエキスパートルールだけです。境界石を取れるのが次の手番のはじめになり、そのあいだに相手が1手番を丸ごと使えます。
- 2つの勝ち方が同時に進みます。 境界石を5つ、または隣り合う3つです。隣り合う3つのほうが早いので、どこで戦うかもそれで決まります。隣り合う3つを攻め、守るときは狙われている3つの真ん中を争うか取って、つながりを切りましょう。2つの勝ち方が実際にどれくらい起きるかは、バトルラインのコツで、AIどうしの対戦から数えて紹介しています。作戦の全体は、バトルラインとショッテントッテンの戦略のガイドにまとめました。2つのゲームの違いは、バトルラインとショッテントッテンの違いのページで見られます。証明を実戦で試すなら、バトルラインの仕組みをオンラインで遊べるこのサイトで、インストールなしにAIと対戦できます。
5行でわかる証明
- 境界石を取れるのは、もう負けないと証明できたときだけです。相手が持っているカードでも、これから引けるカードでも、自分の役に勝てないときです。
- 証明は数えて行います。表になっているカードをすべてデッキから除き、自分の手札は除きません。残ったカードのどれでも相手が勝てる役を作れないなら、取れます。
- 同じ役で合計も同じなら、先にそろえた人が勝ちます。だから相手側がまだそろっていなければ、同点でも自分の勝ちです。
- 泥仕合の境界石は4枚でできた1つの役で比べ、目隠し鬼の境界石は役を無視して合計だけで比べます。
- 境界石を5つ、または隣り合う3つを取れば勝ちです。隣り合う3つのほうが早いので、狙われている3つの真ん中を守りましょう。
よくある質問
バトルラインの「証明」とは何ですか?
相手側の3枚がまだそろっていないうちに、相手がもう勝てないことを示して境界石(バトルラインではフラッグ)を先に取るルールです。ショッテントッテンでも考え方は同じで、表になっていないカードを全部数え、そのどれを使っても相手が自分の役に勝てないときだけ取れます。
境界石はいつ取れますか?
自分の手番で境界石を取るタイミングに、まだ取られていない境界石の自分側がそろっていて(3枚、泥仕合なら4枚)、その役がもう負けないと証明できるときです。相手がまだ持っているカードや、これから引けるカードのどれでも、相手がそこでもっと強い役を作れないということです。
役も合計も同点のとき、取れますか?
相手側がそろっているかどうかで決まります。そろっていれば、先に自分側をそろえた人が勝つので、自分が先にそろえたときだけ取れます。相手側がまだそろっていなければ、同点でも自分の勝ちです。自分はもうそろっていて、相手のいちばん強い役は後からしかそろわないからです。
自分の手札のカードは証明に使えますか?
使えません。デッキから除けるのは、テーブルで表になっているカードだけです。自分の手札は相手には見えないので、証明の根拠になりません。手札にあるカードも、相手がまだ手に入れられるカードとして数えます。
取れるようになったら、すぐに取らなければいけませんか?
いいえ。取るかどうかは自分で決められ、一度取ったら取り消せません。まだ証明できない境界石を待っても損はありません。ただ、いつまでも証明できない境界石に、カードを使いすぎないようにしましょう。