選び方
クニツィアのゲームには共通点があります。ルールが短く、得点のつけ方が難しい選択を生み、運の要素も、ほとんどは工夫でおさえられます。順位は3つの基準で決めました。
- 悩ましい選択の多さ。 プレイ時間に対して、どれだけ面白い選択があるか。
- 長く遊ばれていること。 何十年たっても遊ばれ、手に入りやすいこと。
- 幅の広さ。 同じアイデアを10回並べるのではなく、競り、タイル配置、2人用のカード勝負、家族向けのゲームまで入れること。
こちらの立場もはっきり書いておきます。 このサイトは、ショッテントッテンをファンが無料で移植した非公式のサイトです。だからショッテントッテンは、1位ではなく、正直にふさわしいと思う場所に置きました。日本ではバトルラインのほうが知られていますが、同じ仕組みのゲームなので6位にまとめています(違いはバトルラインとショッテントッテンの違いにあります)。
10作をひと目で
| 順位 | ゲーム | ひと言 | 種類 | 年 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | チグリス・ユーフラテス | 最も深い戦略 | タイル配置 | 1997 |
| 2 | ラー | 張りつめた競り | 競り、セット集め | 1999 |
| 3 | モダンアート | 交渉好きのグループ | 競り | 1992 |
| 4 | ロストシティ | 2人で静かに | 2人用カード | 1999 |
| 5 | サムライ | 頭脳派の陣取り | タイル配置 | 1998 |
| 6 | ショッテントッテン | 2人で真っ向勝負 | 2人用カード | 1999 |
| 7 | ハイソサエティ | 軽い競り | 競り | 1995 |
| 8 | インジーニアス | 覚えやすい抽象ゲーム | タイル配置 | 2004 |
| 9 | エルドラド | 家族で競走 | デッキ構築 | 2017 |
| 10 | ケルト | 最大4人のロストシティ | 家族向け | 2008 |
出典:発売年と受賞歴はWikipedia(Tigris & Euphrates、Ra、Modern Art、Lost Cities、Samurai、Schotten Totten、High Society、Ingenious、Keltis)と、エルドラドについてはドイツ語版Wikipediaによります。日本語の名前は、ボドゲーマの掲載ページ(チグリス・ユーフラテス、ラー、モダンアート、サムライ、ハイソサエティ、インジーニアス、エルドラド、ケルト、ロストシティ)によります。
それぞれを選んだ理由
- チグリス・ユーフラテス。 共通のタイルから文明を育て、王国どうしが触れると争いになります。得点はいちばん弱い色で決まるので、1つの色だけを伸ばすことはできません。1998年にドイツゲーム賞を取り、いまもクニツィアの重いゲームの基準になっています。
- ラー。 数字の書かれた太陽タイルで競りをするゲームで、競りに勝つと場の太陽を受け取り、それが次の時代の競りに使う太陽になります。時代は前ぶれなく終わることがあるので、パスするたびに危険があります。
- モダンアート。 プレイヤーは画商になって、おたがいに絵を競りにかけます。画家の値打ちを決めるのは市場です。プレイヤーだけで動く経済のゲームです。
- ロストシティ。 2人がそれぞれ探検を数字の小さい順に進めます。始めた探検は、どれもマイナス20点から数えます。2人で静かに勝負する定番です。
- サムライ。 村や町を囲むようにタイルを置いて、仏像、米、兜を取り合います。どれか1種類で先頭に立っていないと勝負になりません。すっきりした、緊張感のある陣取りです。
- ショッテントッテン。 9つの境界石、3枚の役、そして自分の側に3枚がそろい、相手がもう勝てないと証明できたときだけ先に取れる「証明」のルール。クニツィアのカード勝負のなかで、いちばん鋭く正面からぶつかるゲームです。カードを10まで増やし、戦術カードを最初から入れて広げたのがバトルライン(2000年)です。ルールを読むか、Board Game Arenaのライセンス版のほか、このサイトでもオンラインでショッテントッテンを無料で遊べます。
- ハイソサエティ。 ぜいたく品を競り落とし、不名誉なカードは引き取らないようにします。最後にいちばんお金が少ない人は、得点を数える前に脱落します。小さなゲームに、意地の悪いひねりがあります。
- インジーニアス(頭脳絶好調)。 六角形が2つつながったタイルを置いて、色ごとの得点を伸ばします。チグリス・ユーフラテスと同じで、得点になるのはいちばん弱い色だけです。家族も、戦略好きも楽しめる抽象ゲームです。
- エルドラド。 山札に買い足したカードで進む、ジャングルの競走です。2017年にドイツ年間ゲーム大賞の候補に選ばれました。
- ケルト。 ロストシティを、4人まで遊べるボードゲームに作り直したものです。2008年にドイツ年間ゲーム大賞を取りました。
どれから始める?
- 2人で遊ぶ? 静かに遊ぶならロストシティ、ぶつかり合うならショッテントッテンかバトルライン。どちらかを持っているなら、バトルラインとショッテントッテンの違いと戦術カードの効果と出すタイミングが参考になります。
- おしゃべりが好きなグループ? モダンアートかハイソサエティ。
- 家族で遊ぶ? インジーニアス、エルドラド、ケルト。
- 深いゲームに挑みたい? チグリス・ユーフラテス。
いますぐどれかを試したいなら、ショッテントッテンはブラウザで無料で、コンピューターや友だちを相手に遊べます。最初の数ゲームはバトルラインのコツが役に立ちます。
5行でわかるランキング
- 上位3つは、チグリス・ユーフラテス、ラー、モダンアートです。クニツィアの最高傑作として名前があがることがいちばん多いのは、チグリス・ユーフラテスです。
- 2人で遊ぶなら、静かなロストシティと、正面からぶつかるショッテントッテン(日本ではバトルラインのほうが知られています)が、クニツィアの2人用カードゲームの双璧です。
- ケルトは2008年にドイツ年間ゲーム大賞を取り、エルドラドは2017年に同じ賞の候補に選ばれました。
- クニツィアらしい仕掛けがあります。チグリス・ユーフラテスとインジーニアスでは、いちばん弱い色だけが得点になります。
- このサイトはショッテントッテンの非公式版を無料で作っているので、ひいきせず、中身で6位にしました。
よくある質問
クニツィアの最高傑作はどれですか?
戦略ゲームの好きな人からいちばん多くあがるのはチグリス・ユーフラテスで、このランキングでも1位です。2人用なら、ロストシティとショッテントッテン(バトルライン)がよく選ばれます。
初心者におすすめのクニツィア作品は?
ロストシティとハイソサエティは数分で教えられます。家族で遊ぶなら、インジーニアスとエルドラドがおすすめです。
クニツィアはドイツ年間ゲーム大賞を取っていますか?
はい。2008年にケルトで受賞しています。エルドラドも2017年に候補に選ばれました。
オンラインで遊べるクニツィア作品は?
ショッテントッテンは、Board Game Arenaのライセンス版と、このサイトの無料の非公式版で遊べます。ロストシティもBoard Game Arenaにライセンス版があります。
バトルラインはこのランキングのどこに入りますか?
バトルラインは、クニツィアがショッテントッテンを広げて作り直した、同じ仕組みのゲームです。2つを別々に数えないように、6位のショッテントッテンにまとめました。