この研究で測ったこと
このページはデータの研究で、戦略のガイドではありません。それぞれの役が配られる確率はわかっていて、公開もされています。けれども、その反対側を数えた人はいないようです。カードが場に出たあと、実際に境界石を取っているのはどの役なのか。それを調べるために、このサイトのAIに基本ゲームで400ゲーム、自分自身と対戦させました。両側の強さは同じで、シードは固定しています。境界石が取られるたびに、3つのことを記録しました。取った側の役、そのとき相手の側がまだ3枚そろっていなかったか(そうなら「証明」での勝ち)、そして両側に3枚ずつそろっていたなら、負けた側の役です。
これはショッテントッテンの同じ400ゲームで、バトルラインのコツとショッテントッテンの境界石の統計でも使いました。全部で2,903回、1ゲームあたり約7回、境界石が取られました。ゲームが終わったときにまだ取られていなかった境界石は数えていません。
対戦はすべてショッテントッテンのルールで行いました。バトルラインも役とその強さの順番は同じですが、カードの山札と手札の枚数が違うので、バトルラインでは測っていません。
同じAIの2つのコピーは、2人の人間ではありません。盤面を同じように読み、はったりもかけません。だからこの数字は、注意深く一貫したプレイが生む結果として読んでください。人間どうしのゲームの法則ではありません。
どの役が境界石を取るか
| 役 | 取った数 | 割合 | 証明で | 3枚どうしで |
|---|---|---|---|---|
| 同じ色の連続した数字 | 716 | 24.7% | 231 | 485 |
| 同じ数字 | 1,003 | 34.6% | 375 | 628 |
| 同じ色 | 535 | 18.4% | 225 | 310 |
| 連続した数字 | 350 | 12.1% | 95 | 255 |
| 合計 | 299 | 10.3% | 11 | 288 |
| すべて | 2,903 | 100% | 937 | 1,966 |
行は役の強さの順番で、強い役が上です。役の順番:RulesPalが書き起こしたショッテントッテンのルールブック(英語)。数字:このサイトのゲームエンジン、基本ゲーム、シード20261011、両方とも同じAIで、探索は1手あたり200回の設定。ただし基本ゲームでは、AIは探索をせずに評価で選んだ手を出すため、この設定は結果を変えません。
同じ数字(スリーカード)がはっきり1位で、取られた境界石の3分の1以上を取っています。2位は同じ色の連続した数字で、同じ色より上、連続した数字と合計よりずっと上です。境界石が3,000回近く取られているので、偶然で1つの役の数が動くのはせいぜい数十回ですが、上位4つの役どうしの差は約180回から290回あるので、この順番は確かです。連続した数字と合計の差は51回だけで、偶然でふつうに動く幅の2倍ほどです。連続した数字のほうが少し多く勝っている可能性が高いですが、もう一度実行すればこの差は縮まるかもしれません。
配られにくいのに、よく勝つ
役の強さの順番は、配られたときの出にくさの順番で、同じ色の連続した数字はいちばん出にくい役です。何通りあるかの正確な数はバトルラインの役の強さと一覧のページにあります。それなのに、ゲームの中では境界石の4分の1を取っていて、配られる確率がずっと高い同じ色より多く勝っています。
理由は、役が配られるのを誰も待たないことです。プレイヤーは同じ色で数字が続く2枚を境界石に出して、3枚目を待ちます。数字からは、AIがこのプレイをよくしていることがうかがえます。それには理由があります。できあがった同じ色の連続した数字は、ほとんど負けないからです。何から始めるかは配られたカードで決まりますが、何で終わるかは場で決まり、プレイヤーは役の順番の上のほうへ向かっていきます。
合計はその反対です。どんな3枚でも合計にはなるので、いちばんできやすい形ですが、境界石を取るのは10個に1個ほどしかありません。合計は、もっと強い役を作る計画がうまくいかなかったときに残る形です。
証明で取るか、3枚どうしで取るか
相手の側がまだ3枚そろっていなくても、相手がこれから手に入れられるどのカードでも自分の役を上回れないなら、その境界石を取れます。この研究ではこれを「証明」での勝ちと呼びます(両側に3枚そろったあとなら、証明はただの比べ合いです)。やり方はバトルラインの「証明」ルールのページで説明しています。私たちのゲームでは、2,903回のうち937回、約3回に1回がこの取り方でした。
その割合は役によって違います。同じ色の勝ちの約42%、同じ数字の勝ちの37%、同じ色の連続した数字の勝ちの32%が証明でした。連続した数字が27%で続き、合計は4%まで下がって、合計の勝ち299回のうち11回だけです。相手にまだ出せるカードがあるうちは、合計はかんたんに上回られるので、早めに証明できることはめったにありません。相手の側が3枚そろって負けるのを待つしかないのです。
負けた側の役
3枚どうしで決まった1,966回では、両側に3枚そろっていたので、何が負けたのかがわかります。
| 負けた役 | 負けた数 |
|---|---|
| 合計 | 1,036 |
| 連続した数字 | 354 |
| 同じ色 | 312 |
| 同じ数字 | 233 |
| 同じ色の連続した数字 | 31 |
負けた役の半分以上、53%は合計でした。3枚どうしで負けた同じ色の連続した数字は31回だけで、どれも別の同じ色の連続した数字に負けています。このうち534回、27%は両側が同じ役で、数字の合計か、先に3枚そろえた側かで勝負が決まりました。
合計で勝ったときの合計値は、いちばん低くて8、いちばん高くて26で、中央値は19でした。勝った合計299回のうち、131回は20以上、72回は15以下です。低い合計でも境界石を取れることはありますが、相手の役がそれより強くないときだけです。
実際のゲームで何が変わるか
確かなものから順に、実戦で役立つ読み方を3つ挙げます。
1つめ、早いうちから強い役を狙いましょう。境界石の多くは同じ数字か同じ色の連続した数字で取られ、負けた役の多くは合計です。合計に流れていく側は、たいてい負ける側です。それぞれの境界石は、まだ強い役になれる2枚から始めましょう。
2つめ、同じ色の連続した数字は宝くじではありません。配られる確率は低くても、自分で組み立てるので、場ではよく見る役です。同じ色で数字が続く2枚を出し、3枚目がまだ見えていないなら、それは立派な計画です。出す前に、必要なカードがまだ何枚場に出ていないかを数えましょう。
3つめ、早く完成した強い役は、早く取れます。境界石の3分の1は相手が3枚そろえる前に証明で取られ、その9割近くは連続した数字より強い役でした。ゲーム全体での勝ち方を知りたいなら、まずショッテントッテンの遊び方をバトルラインのルールで読み、それからバトルラインの戦略のガイドを見てみましょう。
5行でわかるこの研究
- 取られた境界石2,903個のうち、同じ数字が35%、同じ色の連続した数字が25%、同じ色が18%、連続した数字が12%、合計が10%を取りました。
- 同じ色の連続した数字は配られる確率がいちばん低い役ですが、境界石の4分の1を取っています。1枚ずつ組み立てる役だからです。
- 3回に1回は「証明」で取られました。相手がまだ3枚そろえる前です。合計がこの取り方で勝つことはほとんどありません。
- 両側に3枚ずつそろってから決まった勝負では、負けた側の役は合計がいちばん多く、53%でした。
- 合計で勝ったときの合計値は中央値が19で、勝った合計の4割以上が20以上でした。
よくある質問
ショッテントッテンでいちばん多く境界石を取る役は何ですか?
同じ数字です。このサイトのAIどうしの400ゲームで、取られた境界石2,903個のうち1,003個、約35%を取りました。2位は同じ色の連続した数字の716個で、同じ色(535個)、連続した数字(350個)、合計(299個)が続きます。
同じ色の連続した数字は、ゲームの中でも確率どおりに珍しいのですか?
いいえ。配られる3枚の組み合わせとしてはいちばん珍しい役ですが、プレイヤーは配られるのを待ちません。同じ色で数字が続く2枚を出して3枚目を待つので、私たちのゲームでは同じ色の連続した数字が、取られた境界石の4分の1を取りました。
合計だけで境界石を取れますか?
取れます。およそ10個に1個で、ほとんどは両側に3枚そろってからの勝負です。合計で取った299個のうち、証明で取れたのは11個だけでした。相手にまだ出せるカードがあるうちは、合計はかんたんに上回られるからです。勝った合計の中央値は19でした。
この統計はどうやって測ったのですか?
このサイトのAIが基本ゲームで400ゲーム、自分自身と対戦しました。両側の設定は同じで、シードを固定しているので、もう一度実行しても同じ数字になります。境界石が取られるたびに、取った側の役、そのとき相手の側がまだ3枚そろっていなかったか、そろっていたなら負けた側の役を記録しました。
バトルラインでも同じ結果になりますか?
測っていません。役とその強さの順番はバトルラインもまったく同じですが、カードの山札と手札の枚数が違うので、数字がそのまま当てはまるとは言えません。