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評価

バトルラインの評価:ショッテントッテンで遊んでわかった長所と短所

小さな箱、数分で覚えられるルール、それなのに驚くほど深いゲームです。よいところ、物足りないところ、そしてどんな人に向いているかをまとめました。

6分

先に結論

2人で遊ぶことが多いなら、たいていの人におすすめです。 バトルラインは、数ある2人用カードゲームのなかでも、値段のわりに得られるものがとても大きいゲームです。ルールは数分で教えられ、1ゲームが短いのですぐにもう1ゲーム遊びたくなり、「証明」のルールが、小さなカードゲームにはめったにない深さを与えています。

先に1つ整理しておきます。バトルラインは、ライナー・クニツィアが自分のショッテントッテン(1999年)を広げて作り直したゲーム(2000年)です。この評価はショッテントッテンを遊んだ経験から書いていますが、骨組みが同じなので、そのままバトルラインにも当てはまります。細かい違いはバトルラインとショッテントッテンの違いにまとめました。

こちらの立場もはっきり書いておきます。 このサイトは、ショッテントッテンをファンが無料で移植した非公式のサイトです。もちろん、このゲームが好きです。だからこそ、長所と同じだけ短所も公平に書くようにしました。

どんなゲームか

2人のあいだに9つの境界石(バトルラインではフラッグ)が一列に並びます。自分の手番には、自分の側のどれかの境界石の横にカードを1枚出し、山札から1枚引きます。境界石ごとに片側3枚の役を作り、強い役を作ったほうがその境界石を取ります。役は、同じ色の連続した数字から、ただの合計まで5段階です。境界石を5つ、または隣り合う3つ取ったほうが勝ちです。

ひと目でわかるバトルラインショッテントッテン
デザインクニツィア(2000年、GMT Games)クニツィア(1999年、現在はIELLO)
人数2人2人
数字のカード部隊カード60枚、数字は1~10、6色クランカード54枚、数字は1~9、6色
手札7枚6枚(戦術入りは7枚)
戦術カード10枚、最初から入っている10枚、追加ルール
勝ち方フラッグを5つ、または隣り合う3つ境界石を5つ、または隣り合う3つ

出典:RulesPalのバトルラインのルールブック、RulesPalのショッテントッテンのルールブック、IELLOのショッテントッテンのページ。

いまのIELLO版のショッテントッテンは、1999年のゲームを新しいイラストで出し直したものです。どちらの箱にも、ふだんのルールを曲げる特別なカードがあります(戦術カードの効果と出すタイミング)。バトルラインのルールは5分ほどで読めます。

よいところ

  • 1枚出すたびに決断を迫られる。 境界石は9つあるのに、手札は限られています。毎手番どこかにカードを出さなければならず、早く出せば、何を作ろうとしているかを相手に教えることになります。
  • 「証明」のルール。 自分の側に3枚そろえていれば、相手がまだ3枚出していなくても、もうこちらを上回れないと場のカードで示せたときに、その境界石を先に取れます。カードを数えることが、ゲームの中心になります。やり方はバトルラインの「証明」ルールで説明しています。
  • 短くて、張りつめている。 1ゲームは短く、最後はたいてい、2人とも欲しい1つの境界石の取り合いになります。
  • 長く遊べる。 ショッテントッテンの基本ゲームは初めての人にもわかりやすく、慣れてきたら戦術カードで、はったりと逆転が加わります。バトルラインは最初からその状態で遊びます。
  • 場所をとらない。 カードと境界石(バトルラインではフラッグ)だけのゲームです。持ち運びやすく、喫茶店の小さなテーブルでも遊べます。

物足りないところ

  • 引きの影響がある。 強い人のほうがよく勝ちますが、欲しいカードがいつまでも来ない手札が、1ゲームを決めてしまうことはあります。2、3ゲーム続けて遊べば、運の偏りはならされます。
  • テーマが薄い。 スコットランドのクランも、アレクサンドロス大王の時代の軍隊も雰囲気はありますが、遊んでいてその世界を感じる場面はほとんどありません。テーマの衣をまとった、抽象的な1対1のゲームです。
  • 地味に感じる人もいる。 派手な一手やコンボ、場で次々に何かが起こるゲームが好きなら、ショッテントッテンの基本ゲームは静かすぎるかもしれません。戦術カードを入れると変わりますし、バトルラインには最初から入っています。
  • 2人専用。 3人や4人に広げる方法はありません。

どんな人に向いているか

  • 買うとよい人: 決まった相手と2人で遊ぶことが多い人、相手の手を読むのが好きな人、何十回遊んでも飽きない、小さく持ち運べるゲームがほしい人。
  • ほかを探したほうがよい人: 相手とあまりぶつからない穏やかなゲームがほしい人(ロストシティなど)、一晩かけて遊ぶ大きなゲームがほしい人、3人以上で遊びたい人。
  • どちらの箱か迷う人: 骨組みが同じゲームなので、1つで十分です。軽く短く遊ぶならショッテントッテン、最初から全部入りで遊ぶならバトルラインです。どちらを選んでも、最初の数ゲームはバトルラインのコツが役に立ちます。

買う前に試すこともできます。Board Game Arenaにはショッテントッテンのライセンス版があり、このサイトでもオンラインでショッテントッテンを、コンピューターや友だちを相手に無料で遊べます。気に入ったら、箱を手元に置く価値は十分にあります。

5行でわかる評価

  • 2人で遊ぶことが多いなら、たいていの人におすすめです。インストが短く、1ゲームも短く、見た目よりずっと深いゲームです。
  • バトルラインはショッテントッテンを広げたゲームで、骨組みは同じです。違うのは部隊カード60枚(数字は1~10)、手札7枚、最初から入っている戦術カードです。
  • いちばんの魅力は「証明」のルールです。相手がもう勝てないと場のカードで示せたときだけ、早めに境界石を取れます。
  • 弱点は、1ゲームだけなら引きで決まることがあること、テーマが薄いこと、基本ゲームを地味に感じる人がいることです。
  • 買う前に無料で試せます。Board Game Arenaのライセンス版か、このサイトのショッテントッテンで遊んでから箱を選んでください。

よくある質問

バトルラインは買う価値がありますか?

決まった相手と2人で遊ぶことが多いなら、あります。インストが短く、「証明」のルールが長く遊べる深さを生んでいます。相手とあまりぶつからない穏やかなゲームや、3人以上で遊べるゲームがほしいなら、ほかを探してください。

バトルラインは運のゲームですか、実力のゲームですか?

ほとんど実力のゲームです。1ゲームだけなら引きで決まることもありますが、どこにカードを出すか、いつ境界石を取るかで多くのゲームが決まり、何ゲームか続ければ強い人のほうがよく勝ちます。

バトルラインとショッテントッテンは、どちらを買えばいいですか?

骨組みが同じゲームなので、どちらか1つで十分です。軽くて短い読み合いならショッテントッテン、最初から戦術カード入りで遊びたいならバトルラインです。

初心者でも楽しめますか?

はい。ルールは数分で覚えられ、最初のゲームから十分に楽しめます。ショッテントッテンで遊ぶなら、戦術カードの追加ルールはあとに回しましょう。

買う前に試せますか?

はい。Board Game Arenaにショッテントッテンのライセンス版があり、このサイトでも非公式版をコンピューターや友だちを相手に無料で遊べます。

ショッテントッテンをファンが移植した非公式のサイト、schottentotten.comによる評価で、2026年10月に書きました。IELLOをはじめ、どの出版社からも報酬は受けていません。ショッテントッテンとバトルラインはライナー・クニツィアのデザインで、ショッテントッテンはIELLOから出ています。